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結論:動かない車でも買取できる。処分費を払う必要はない
エンジンがかからない、車検が切れて何年も動かしていない——そういう車を「お金を払って処分するもの」と思っている方が多いのですが、多くの場合は逆にお金を受け取れます。
中古車販売の実務で不動車を日常的に扱っている立場から言うと、業者に「処分費をください」と言われるのは、その業者が回収ルートを持っていないからです。専門店なら値段をつけられます。
なぜ動かない車に値段がつくのか
動かない車の価値は「走ること」ではなく、中身と素材にあります。
① 部品としての価値
エンジンが不調でも、ミッション・オルタネーター・スターター・ドア・ホイール・ナビ・シートは無事なことがほとんどです。これらは中古パーツとして流通します。生産終了した車種ほど部品の入手が難しく、値段が上がることも珍しくありません。
② 素材としての価値
車1台には数百キロの鉄が使われています。加えてアルミ・銅、そして触媒に含まれるプラチナ・パラジウム・ロジウムといった貴金属。これらは車の状態に関係なく回収できます。
この素材分があるため、動かない車でも0円を下回ることは基本的にありません。
③ 輸出としての価値
日本で「修理代が高くつく」とされる車でも、人件費の安い国では直して乗る需要があります。特に日本車は海外での信頼が厚く、不動車でも輸出対象になります。
詳しい仕組みは廃車に値段がつく理由にまとめました。
状態別・値段のつきやすさ
| 車の状態 | 値段のつきやすさ | 補足 |
|---|---|---|
| バッテリー上がりで動かない | 高い | 修理費が安く、再販の可能性がある |
| エンジン不調・かからない | 中〜高 | 車種と年式による。部品取りとしての需要 |
| 事故で自走不可 | 中 | 損傷部位による |
| 長期放置で全体的に劣化 | 低〜中 | 素材価値は残る |
| 水没した車 | 低 | 電装系が全滅しやすい |
放置期間が長いほど下がります。 ゴム・樹脂の劣化、タイヤの変形、内装のカビ、電装系の腐食が進むためです。迷っているなら早めに査定に出したほうが金額は残ります。
放置による劣化の順番は車は何年放置すると動かなくなる?で解説しています。
動かない車を売る手順
ステップ1:車検証とリサイクル券を探す
まず書類です。車検証が見つからない場合も手続きは可能ですが、運輸支局で再交付を受ける手間が増えます。リサイクル券は紛失していても、自動車リサイクルシステムで預託状況を照会できるため問題ありません。
ステップ2:所有者の名義を確認する
車検証の「所有者」欄を見てください。ここがディーラーやローン会社になっている場合は、先に所有権解除が必要です。ローンが残っている車の廃車で手順を解説しています。
名義が亡くなった家族のままになっているケースもあります。この場合は相続の名義変更が先です。
ステップ3:複数の業者に査定を依頼する
ここで金額が決まります。 動かない車は業者ごとの評価差が特に大きく出ます。回収ルートを持つ専門店と、他社に流すだけの業者では数万円変わることも珍しくありません。
依頼時に伝えるべき情報:
- 車種・年式・グレード・走行距離
- 動かない理由(バッテリーか、エンジンか、事故か)
- 保管場所(自宅の駐車場か、月極か、山中か)
- 車検の残り期間
ステップ4:引き取り日を決める
自走できないため、業者が積載車(レッカー)で引き取ります。この費用が0円かどうかを必ず確認してください。距離や地域で追加料金が発生する業者があります。
ステップ5:抹消登録と還付金の手続き
引き取り後、業者が抹消登録を代行するのが一般的です。完了後に抹消登録が済んだことを示す書類を必ず受け取ってください。これがないと自賠責保険の返金手続きができません。
業者を選ぶときに確認すべき5点
- [ ] 自動車リサイクル法の引取業者登録があるか(登録番号を確認)
- [ ] レッカー・引き取り費用が本当に0円か(追加料金が出る条件も聞く)
- [ ] 抹消登録の代行が無料か。完了書類はもらえるか
- ] [還付金は自分が受け取れるのか、買取額に含まれているのか
- [ ] 見積もりの内訳を説明してくれるか
特に4番目は見落とされがちです。車検が残っていれば自動車税・重量税・自賠責の還付で数万円になることがあります。「還付金は買取額に含みます」という契約もあり、それ自体は違法ではありませんが、知らずに契約すると損をします。
こんな業者には注意
- 「無料で処分します」だけを強調し、買取額の話をしない — 本来つくはずの金額が説明されていない可能性があります
- リサイクル法の登録番号を答えられない
- 引き取り後に追加費用を請求してくる — 事前に総額を書面で確認してください
- その場で契約を迫る — 比較検討をさせない業者は避けたほうが無難です
動かない車を専門に扱う業者の条件を確認するなら、公式サイトで直接見てください。→ 動かない車でも【ハイシャル】は0円以上で廃車買取!
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⚠️ 申し込むと電話での内容確認があります。連絡が取れないと話が進まないので、出られる時間を決めてから申し込んでください。
よくある質問
Q. 何年も放置してタイヤがパンクしていますが引き取れますか?
A. 引き取れます。積載車はウインチで引き上げる仕組みのため、タイヤが回らない状態でも問題ありません。
Q. 駐車場から出せない場所に置いてあります。
A. 事前に保管場所の状況を伝えてください。狭い場所や傾斜地は特殊な作業が必要になることがあり、対応可否と費用が変わります。写真を送れると話が早いです。
Q. 自分で修理してから売ったほうが高くなりますか?
A. ほとんどの場合、修理費のほうが査定の上がり幅を超えます。そのままの状態で売るほうが手元に残る金額は多いのが一般的です。
Q. エンジンがかからないだけですが、廃車にするしかないですか?
A. 原因によります。バッテリー上がりが原因なら再販価値が残っており、廃車ではなく中古車として売れることも少なくありません。エンジンがかからない車の処分方法で選択肢を整理しています。
Q. 軽自動車でも買い取ってもらえますか?
A. 買い取れます。ただし軽自動車税は還付制度がないため、普通車と比べて戻ってくるお金は少なくなります。
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※本記事は2026年8月時点の情報です。査定額・サービス内容は業者により異なります。手続きの詳細は管轄の運輸支局・軽自動車検査協会でご確認ください。
車の状態や状況ごとに読むべき記事は、廃車の判断の入口から探せます。

